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- 保安寺の紹介
歴史
当山は寶生山延命院保安寺と号し大井町最明寺の末寺。
京都 教王護国寺 東寺を本山とする真言宗のお寺です。
『相模風土記』、最明寺寺歴によれば開基は保安(平安末)年中につき保安寺(ほうあんじ)と名ずく。
文明(室町)年中に堂宇ことごとく破壊。
永正(1468室町)16年8月当所の住人 椙田衛門五郎入道徳言(すぎたえもんごろうにゅうどうとくげん)が僧鎮誉と協力
し再興。よって鎮誉が中興開山。天文(1521室町)10年火災にあい翌11年僧頼誉(らいよ)が再建。
『北條役帳』によれば永禄(1557〜1567室町)の頃村内に寺領有り下大井は最も富福な土地で寺が栄え、780年の歴史を持つ。
現小田原市立曽我小学校は保安寺を元とし現在に至。
尊像
地蔵菩薩像、十一面観音像、不動明王像、弘法大師像
また創建当時に植えた保安寺夫婦榧(かや)にて小田原如意輪観音を刻む。
石仏 六地蔵尊
境内のご案内
小田原の自然を感じるすがすがしい境内
〈 桜 〉
境内にある糸桜(枝垂桜)は樹齢300年。大枝が二本結んで育ちその枝振から「結び桜」と呼ばれ縁結びの桜と称され小田原三大枝垂桜となっている。
(開花は3月後半?4月上旬)
〈 十月桜 〉
10月から4月まで咲き続ける桜で花の少ない冬の時期に咲く
〈 紅葉 〉
秋には紅葉と銀杏が色付き赤と黄が境内に広がります。
〈 井戸水 〉
この井戸は「弘法の名水」と呼ばれ丹沢山系の水脈が自噴しております。大晦日初汲みをし本尊様へお供えします。保安寺で使う水はもちろん墓石に掛ける水も弘法水によって清められます。
〈 景観 〉
境内より霊峰富士、箱根連山が一望、富士を「親」手前足柄矢倉岳を「子」とし「親子富士」として墓地より見る事が出来る。